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子供の個室のこと! |
子供の個室のこと! 子供の個室って小さいときから本当に必要なのでしょうか? エアコン、テレビ、ベッド、ゲーム機、まんが本 何でもありの 子供部屋で、かえって子供がだめになって行ってるような 気がして・・・ |
ひと頃、何でもアメリカ式がよいと いうことで、赤ちゃんが泣いても ミルクの時間でなかったらしばらく 放って置くのがいいとか、 あまり抱くと抱き癖がつくから いけないとか、うつ伏せに寝せるのがいいとかいうのが流行ったことが ありました。 その結果、赤ちゃんが人間不信に陥ったり、 窒息死したりといった悲劇も生まれました。 表面的なことだけにとらわれて真似した結果の悲劇でしょう。 子供の個室についても同じようなことがあります。 自立させるためには早くから個室を与えて、何事も自主的にさせるのが よいのだとかいう風潮が生まれました。 今でもそれが続いていて、子供部屋に勉強机のほかにテレビ、ベッド、エアコン、おまけに冷蔵庫やソファまで備え付けてある部屋まであるそうです。 子供の中には自分の部屋のドアに鍵をつけて、他の家族の誰も勝手に 入れないようにしている者までいるとか。 家族とはいったい何なのだろうかと思ってしまいます。 父親や母親の個室はなくても、子供にはそれぞれ個室があるなんてのも おかしいといえばおかしい話ですね。 子供は自分の部屋に閉じこもり、何をしているかわからないような状態を わざわざ作り出しているようなものです。 その結果、家族の会話や団欒がなくなり、親子の人間関係がギクシャクして くるのは当然のことでしょうね。 「個室」ではなくまさに「孤室」だとどなたかが言っておられましたが、 本当にそのとおりです。 私は、子供が少なくとも小学校の間は子供部屋は要らないと思って 作りませんでした。 9歳や10歳の子供に個室が必要だとは思いません。 高学年や中学校になると必要になってくるかもしれませんが、それでもテレビを 置いたりすることはいらないでしょう。 小学校の間は、勉強するにしろ寝るにしろ 家族の近くにいるのが大切だと思っていま した。 特に、低学年のうちは、勉強するにも台所や 居間にいる母親のそばにすぐ持ってくるもの です。そして、「この漢字わからないよ。」とか 「算数難しいよ。」などと会話を交わしながら、 やっていくことが多かったように思います。 娘が小学校に入学したとき、祖母がお祝いにと 勉強机を買ってくれました。長く使えるようにと高さが調節できる立派なものでした。個室はありませんでしたので、居間の一角を仕切ってその勉強机を備えました。 娘が勉強している間は、居間にいる私や家内、下の弟はテレビをつけることはせず、新聞や本を読んだり、娘の勉強を見てやったりしていました。 下の弟もよくしたもので、この時間はテレビは見てはいけないのだと何となく 分かっていたようです。 子供部屋を作らなかった良さは たくさんあります。 家族の関係がニコニコして過ごせた こと、子供の勉強や普段の様子が よくわかったことなどです。 居間に集まっているのですから、 テレビ番組の選択もきちんとできました。 中学生になってから部屋を用意して、机を備えてやりました。 ベッドもテレビももちろん置きません。 テレビを見るときは、居間に来てみなと一緒に見るようにさせました。 ふとんは毎日自分で上げ下ろしさせるためにベッドはよくありません。 ベッドに寝転ぶ姿はわたしはあまり好きではありません。 ベッドだとどうしてもふとんの敷きっぱなしになるからです。 |
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