命☆心 |
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命と心を大切に！ |
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命と心を大切に！ 自分や他人の命を大切に、心を大切に育てるには、 小さい時からの愛情と、親の細やかな気配りだと思います。 |
 小学生が被害者になるばかりでなく、 加害者になって暴力や人命に関わる 事件が起きるたびに、いろいろな原因が取りざたされます。 その原因は本当のところいったいなんだろうかと考えることが多いのです。 私が思うに、多分に「自他の命と心を大切に」する心が薄れてきていることに その原因があるように思われるのです。 あるいは、「思いやりの心」と言ってもよいかもしれません。 なぜ、「自他の命と心を大切にする心」が薄れてきているのでしょうか。 それは、言うまでもなく幼少時からの子育てに大きな原因が潜んでいるように 思われるのです。 テレビでの残虐な場面や日常ありえないような多くの殺人シーンを、 小さいときから繰り返し見せられていれば、命を大切にする心が薄れて いくのも当然かなと思います。 最近、若い母親の中には体形が崩れるからといって、乳児に母乳を飲ませず 市販のミルクだけ飲ませている馬鹿な母親がいるそうです。 母乳は母親の血液から作られるのです。乳(ちち)は「血血(ちち)｣なのです。 ものをしっかり食べられるようになるまでの約１年間は、母親のお乳だけで 生きていることを考えると、母乳のすごさに驚きますね。  乳児のときの授乳は、しっかり抱きしめながらの行為です。抱きしめられることで乳児は母親の 愛情を 母乳とともにたっぷり吸収しているのだ と思うのです。 そして、そのことは人を信じ、人の命を大切に する潜在的な意識が脳の中に刷り込まれて いくのではないかと思うのです。 幼少時から、家族間の和やかな雰囲気の中で育った子供は、 決して非行などに走ることはないと思います。特に、両親が仲がよいことは 絶対条件でしょう。 仲睦まじい親の姿を見て育った子供は、こまやかな愛情たっぷりの思いやりのある 子供になっていくでしょう。 親が、自分の親をいたわり、周囲の弱者をいたわる姿こそ、思いやりや 自他を大切にする心が子供に自然に身についていく大本だと思います。 また、自然の中でたっぷり遊ばせることも大切だと思います。 自然のすばらしさやおおらかさを有形無形に受け取り、豊かな心をはぐくんでいくことが できると思います。心に、豊かさや優しさ、細やかさ、そして潤いが育ってくると思うのです。  わたしは、休みの日にはできるだけ草原や海岸に 子供たちを連れ出したものです。 海岸の砂の中から生きた貝を見つけたり、磯浜でうにや舟虫、 ヒトデ、イソギンチャクを見つけて、 じっと見入っている姿はとても好もしいものでした。 多分、命の不思議さに触れてくれたものと思います。 草原では、草すべりや花摘みをしていました。 タンポポの群落ではあの白い綿毛が無数に飛んでいく様子に驚きの声を 上げていました。いろいろな草花があること、どんな小さな草でも花を咲かせ、 実を結んでいることなどを、いつの間にか覚えていったようです。  昔、確か薩摩藩の子弟教育の スローガン だったと思いますが、「負けるな」「嘘を つくな」「弱い者をいじめるな」というのが あったと思います。 他の藩にも多分同じようなものがあったの だろうと思います。 今の時代、このことを再度スローガンにして、少なくとも家庭のスローガンにして、 命と心を大切にするしっかりした小学生を育てる必要があるのではないでしょうか。 その結果は、中学生になったときにはっきりと現れてくると思います。 |
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